為替ヘッジって何?
明日のレートを、今日決めておく。
外国のお金で持つ資産は、為替が動くだけで価値が変わる。その揺れを抑えるために、先のレートを今のうちに決めておく。守りには費用もかかる。
30秒要約
- 外国の通貨で持つ資産は、為替が動くと、自分の通貨で見た価値が変わる。
- 為替ヘッジは、先の取引のレートを今決めておくなどして、その揺れを抑えること。
- 2025年4月、世界の為替取引の19%が「先渡し」だった。ドル安に備えて、ヘッジを急いだ投資家が多かった。
中身は同じでも、値段が動く。
外国の通貨で持つ資産は、為替だけで価値が変わる。
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為替の揺れ
たとえばドルで持つ資産は、中身の値段が変わらなくても、ドルと自分の通貨の交換レートが動けば、自分の通貨で見た価値が変わる。
先のレートを、今決める。
先渡しの取引は、将来の交換レートを今のうちに決める。
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先渡しと為替スワップ
将来のある日に、決めておいたレートで通貨を交換する約束が「先渡し(アウトライト・フォワード)」だ。今交換して、あとで逆向きに交換し直す「為替スワップ」もある。
国際決済銀行(BIS)の2025年の調査では、為替スワップが1日4兆ドルで最も多く取引され、全体の42%を占めた[1]。
2025年4月、先渡しが増えた。
ドル安に備えて、ヘッジを急いだ投資家が多かった。
世界の為替取引に占める、先渡しの割合(2025年4月)
2022年は15%。1日あたり1.8兆ドル。
守りにも、値段がある。
ヘッジには費用がかかり、為替が有利に動いたときの益も手放す。
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費用と引き換え
BISの報告は、それまでの金融の引き締めでヘッジの費用が高く、投資家の多くがヘッジを少なめにしていたと書いている[2]。
ヘッジは揺れを抑えるが、費用がかかり、為替が有利に動いたときの益も小さくなる。守りと引き換えに何を手放すかを見る。
揺れを読む、目盛り。
為替ヘッジを読むための目盛りを置いておく。
次の問い
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- ヘッジの費用の具体的な数字。通貨の組み合わせと金利の差で変わる。
- オプションなど、ほかのヘッジの方法。