FINBRIDGEFIELD NOTES
同じパンは、国境でいくらになる。木の台に置かれた、丸いパンがひとつ。Q.07

通貨の本当の力は、どう測る?

同じパンは、国境でいくらになる。

為替レートで換算しただけでは、暮らしの大きさは比べられない。同じ買い物が、国によっていくらになるのか。世界の物価をそろえて比べる物差しを見る。

30秒要約

為替レートだけでは、比べられない。

同じ1ドルでも、国によって買える量が違う。

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物価の差

世界銀行は、物価は所得の高い国ほど高く、所得の低い国ほど安い傾向があり、為替レートでの比較は、所得の高い国を大きく、所得の低い国を小さく見せてしまうと説明している[1]。

物価をそろえる、ものさし。

同じものが同じ量だけ買えるように換算する。それが購買力平価だ。

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購買力平価

購買力平価は、国ごとの物価の違いをそろえて、同じ量のものやサービスを買えるように通貨を換算する割合だ。世界銀行の国際比較プログラム(ICP)が、各国の価格を集めて計算している[1]。

176の経済を、同じ棚に並べる。

国際比較プログラムは、2021年について176の経済の物価を比べた。

176

国際比較プログラム(2021年)に参加した経済の数

1968年に始まってから10回目の比較。

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10回目の比較

2024年5月に公表された2021年の結果は、1968年に始まった国際比較の10回目で、176の経済が参加した[1][2]。

ものさしを替えると、世界の形が変わる。

購買力平価で見ると、世界の経済の大きさと、その分け方が変わる。

152兆ドル

購買力平価で見た、2021年の世界の経済の大きさ

中所得国が半分を超え、低所得国は約1%。

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世界の大きさ

購買力平価で見た2021年の世界の経済は152兆ドルだった。中所得国が半分を超え、高所得国は半分を少し下回り、低所得国はわずか約1%だった[1]。

この先を読むための、目盛り。

物価と通貨の力を読むための目盛りを置いておく。

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物価の水準

国ごとの物価の水準が、所得とともにどう動くか[1]。

次の比較

国際比較は数年おきに行われる。次の結果で、世界の形がどう変わるか[1]。

換算の選び方

ニュースの国の比較が、為替レートと購買力平価のどちらで換算されているか。

これは助言ではない

この記事は物価と通貨の比べ方を説明するもので、特定の通貨の売買を勧めるものではない。

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この記事で言えないこと

出典